#34 上京して1年が経ち・・・

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上京して1年が経ちました。改めて思うことをつらつらと。

本格的にS&C指導者としてキャリアをスタートするために昨年3月上京しました。受講することを心に決めていたS&C塾も無事修了し、充実した1年を送ることができました。入った環境にも恵まれました。周りには自分より強い人たちが重りを挙げているし、ただ重いものを挙げるだけではないS&Cプログラムがありました。冷静に振り返っても自分を伸ばすためにこの上ない環境だと思います。

1年間の自分の変化を載せます。

BSQ122.5kg→137.5kg ※動画はtwitterにあります。
VJ 71cm→77cm

BSQについては上京した当初はそもそも今のフォームでBSQができなかったので純粋な数値の比較ではないです。ので、フォームが入りある程度プログラムが進んだ後のテスティングの比較も載せておきます。

BSQ125kg→137.5kg(2018.9→2019.3) ※動画はtwitterにあります。
VJは6cmの向上でした(非公式で79cm跳んでます)

たまになんでそんなにトレーニングしてるの?と聞かれます。トレーニング指導者として自分で重りを挙げた経験はマストです。なぜなら自分ができなければ、正しいフォームをお客様に見せることができません。またプログラムを作る上で、ある一定期間、適切にデザインされたプログラムを経験することは自分にどのような疲労がくるのか、身体にどのような変化が起こるかを実感できます。教科書を読んだだけではわからない多くのことがその経験には含まれています。だからこそ自分で挙げるという経験が指導に十二分に生きます。だから自分はトレーニングをします。この経験をした今、自分で重りを挙げた経験のない人にウエイトを用いたトレーニング指導はできないと思うほどです。

世の中にはファンクショナルトレーニングと称した、いわゆる自体重を中心としたトレーニングを指導する人たちもいます。自分はそれらの全てを否定はしません。そのトレーニングが目的に合致していればやればいいと思います。ただし一つ勘違いしていただきたくないのは、いわゆるファンクショナルトレーニングと呼ばれる類のものは筋力を向上させません。垂直跳びも伸ばせません。たとえ向上したとしても変化と呼ぶに足らない微々たるものでしょう。

負荷をかけるから筋力が向上します。ただし負荷をかけるということは怪我をするというリスクが発生します。そのリスクを最小限にして効率良く筋力を鍛えるやり方があります。そしてそのやり方で行ったトレーニングはただ身体能力を向上させるだけではなく、膝痛や腰痛の改善などを含めた健康というポジティブな変化をもたらします。

トレーニングは残念なことに数回やっただけでは変化を起こせません。しかし、継続して行うことで確実に身体はポジティブな変化を起こします。これは間違いないです。数ヶ月、数年と積み重なった時、大きな変化になるでしょう。まず自分で体験すると思い今年1年取り組みましたが、一番最初に載せた変化を起こすことができました。n数は1ですので「このトレーニングをした人が全員がこうなる!」とは言い切れません。しかし、いろいろな経験をしたことで指導できることがたくさんあるということを知ったのも事実です。

1年が経って振り返ると上京前よりもやれることははるかに増えました。これからも目の前にいる方のパフォーマンスの向上に寄与できるよう精進します。

もし自分のトレーニング指導にご興味のある方がいればトレーニング指導のフォームよりお問い合わせください。何かしらのお力になれると思います。