高校までの勉強ってスポーツに関係ある?
本記事では
高校までの勉強ってスポーツに関係ある?
という疑問に答えます。
センター試験、そろそろ受験かーと思っていた矢先、ふと「高校までの勉強ってスポーツにいきるのか?」という疑問が浮かびました。
中高生で「今一生懸命勉強してなんになるの?」みたいに思っている人もたぶんいると思います。将来スポーツ、特に指導に関わりたいと思っていれば高校までにちゃんと勉強をしておくことは全然損になりません。というかちゃんと勉強しておいた方がいいです。
と、いうことで今回は高校までの勉強がスポーツに活きるのかについて解説します。
1.高校までの勉強がスポーツにいきるのか
1−1.高校までの勉強とスポーツの専門分野
スポーツに関わりたいと思ったら大学を調べて受験して、、、みたいな流れが一般的だと思います、実際に大学に入ってみるとスポーツ科学の中にもいろいろあります。ということでスポーツの専門分野についてざっとあげてみます(主にスポーツの指導に関わる分野)。
・バイオメカニクス:運動を力学的な視点から分析したり考えたりする分野
・運動生理学:運動によって身体にどのような変化が生じるのかを考える分野
・解剖学:人間の骨や筋、その他もろもろがどのように機能しているかを考える分野
・栄養学:食事がどのように影響を及ぼすのか考える分野
・運動学(現象学的運動学):人間が運動をするときにどのような感覚で運動をとらえ、運動をしたり運動を学習したりしているかを考える分野
・測定評価:スポーツパフォーマンスをどのように計測して評価するかを考える分野
・スポーツ心理学:心理的なことがスポーツパフォーマンスなどにどのように影響を与えているかを考える分野
・スポーツ傷害:怪我や傷害について考える分野
・コーチング学:どのようにスポーツを指導していけばよいか考える分野
などなどいろいろあります。スポーツの指導に関わりたいと思ったら勉強しなければならないことはたくさんありますね。
高校までの勉強は国数社理英いろいろありますが、特に関連してそうなものをあげてみます。
国語:特に現代文は必須です。現代文の勉強は文章を正しく理解するトレーニングになります。
数学:バイオメカニクスや測定評価をする時に必要です。特にバイオメカニクスでは数学ができることがすごく役に立ちます。運動を物理的に考えるので数学も当然必要になります。
物理:バイオメカニクスは完全に物理です。動作分析(ピッチャーがなんで速い球が投げられるかなどの仕組みについて考えるなど)に興味があれば特に力学はゴリゴリに勉強しておいて損はないです。
化学:栄養学や運動生理学を勉強すると化学式が出てきます。化学で勉強したことがばっちり活きます。化学式は理解できるようにしておくとよいでしょう。
英語:論文や文献を読むうえでマストです。とりあえずリーディングはできた方がいいです。インプットの幅が広がります。コーチになって海外に行くことがあると考えても英語はできたほうがいいです。
という感じで特に理系の科目と英語はできるに越したことはないかなーと思っています。自分の専門がバイオメカニクスであるからか、社会系の科目の必要性を強く感じたことがありません(軽視しているわけではありません。誤解のないようお願いします。)スポーツの経営やスポーツの歴史を勉強したい方は必要になるのではないかと思います。
2.まとめ
高校までの勉強ができるほうがスポーツの指導者になろうと思った時にアドバンテージになることは多いかもしれません。というかたぶん多いです。大学に入ってからバイオメカニクスに興味を持ち、高校で物理を取っていなかったから1から学び直したという方もいます。スポーツの指導に関わりたいとぼんやりでも考えている人がいれば理系科目は取っておいたほうがいいかもしれません。
あとは英語はできたほうがいいです。英語、大事です。
スポーツ一筋で中学、高校生活を送っていたとしてもいつかは終わりがきます。専門的にスポーツを勉強しようと思ったら高校までの勉強は活きることが絶対あります。1回勉強しておいて思い出すのと、全く知らないところから始めるのは労力が全然違うので今のうちにやれることはやっておいて損はないでしょう。しつこいですが、特に英語、英語はやっておいた方がいいです。。。笑