#38 トレーニングをすべき年代
だいぶ更新が滞ってしまいました。。。
というのも、6月から東京都目黒区駒場にあるA SIDE STRENGH&CONDITIONINGというジムでの活動が加わり、うまく自分の時間を作れなかったのがそもそもの原因です。。。10月初旬に引っ越しをし、大幅に通勤時間もすることができ、徐々に余裕ができてきたので少しずつブログも更新していこうかと思っています。(言い訳です。)
最近、自分が指導するトレーニングが最も貢献できるところはどこか?ということについてよく考えています。自分はウエイトトレーニングを主体としたトレーニングによって怪我の予防やパフォーマンスの向上(特に高く跳ぶ、速く動くなど)を引き出すことを得意としています。
具体的には
アスリートがより長く選手として活躍することを考えた場合、このようなトレーニングをより若い年代(高校生や大学生)で行うことがより重要なのではないかと考えています。社会人になって企業からのサポートが受けられるようになり、専門家の指導を開始するというケースも少なくありません。いつ始めてもその人にとって遅いことは無いと思います。しかし、アスリートの長期的な成長を考えた場合、高校、大学でウエイトトレーニングによってベースを作っておき、社会人、プロになってからより強度の高い練習ができる身体を作ることができればより選手の伸び幅も大きくなるのでないかと考えています。
また、学生時代のスポーツを考えると、多くのスポーツで高校では約2年半、大学では3年半しかスポーツをする機会はありません。その中から社会人で続けたり、プロになる選手は多くはないでしょう。と、考えると学生でスポーツをするという時間はかなり貴重であり、その機会を怪我によって奪われてしまうのは非常にもったいないことだと思います。
ウエイトトレーニングは適切に行えば怪我や慢性痛を予防し、ジャンプ力やスプリント力の向上にも役立ちます。しかし、実際にトレーニングを学校レベルで行おうとすると、多くの問題が立ちはだかります。
まずは器具の問題です。大学でトレーニング施設があるところはあるかもしれませんが、高校でウエイトトレーニングをする十分な器具が揃っているところは多くはないでしょう。器具を揃えようと思うとそれなりにお金がかかりますし、器具を置く場所も必要になります。
また、専門家に支払う費用も問題となるのではないかと思います。そもそも部活動を指導されている多くの先生はほぼ無休のボランティアです。学級運営などの業務も多忙であるなかで、放課後や休日に部活動の指導をするということはかなりのエネルギーが必要かと思います。その中で外部のトレーニングを指導する人間にお金を払ってまで指導を依頼するのはなかなか腰が重い話なのではないかと思います。専門家といっても色々な考え方の人がいますし、その中から人を選び、依頼をし、日程を調整し・・・となるとそれなりの労力も必要です。
学生時代にしっかりトレーニングをして身体を作っておくことは、怪我を防ぎ学生時代のスポーツ活動を充実するだけでなく、将来的な選手の成長にも繋がると考えています。しかし、現状多くの学生アスリートが活動する場所は部活です。指導をしているのは教員の方々です。業務が忙しい中、スポーツの指導に尽力している方々には頭が上がりません。ただ、今の部活動の環境を環境をよりよいものにして行かない限り、トレーニングをする環境も含め、よい環境は整って行かないのではないかと思います。
自分の中でまだ、はっきりとした答えはないですが、出来る限り多くの人に貢献できるよう、自分の指導力の向上はもちろんですが、指導を受けられる環境を作るためになにかできることはないかと考える次第です。。。