アスリートがトレーニングを勉強する時におすすめの本【まずはこの本を読むべき】
自分で練習を組み立てたりトレーニングしたりしている選手
もっと知識が欲しいいんだけど何を読んだらいいんだろう?
という疑問に答えます。
もくじ
- アスリートが勉強しようと思ったときにおすすめの本
- 広く知識入れたい人におすすめの雑誌
この文章を書いている自分は、トレーニング指導歴8年。現在はパーソナルトレーナーとして活動しています。また、大学・大学院でスポーツ科学について勉強してきました。
これまでの経験から、トレーニングを勉強する時におすすめの本を紹介します。
アスリートが勉強しようと思ったときに読むべき本
ウエイトトレーニングの勉強には【スターティングストレングス】
ウエイトトレーニングの勉強をしようと思ったらまずはスターティングストレングスで勉強しましょう。
自分もこれまでいろいろなトレーニングに関する本を読んできましたが、スターティングストレングス以上にウエイトトレーニングについて詳しい本はありません。これまでは英語版しかありませんでしたが、少し前に日本語版が出ています。
この本はスクワットを始めとするベーシックなトレーニングについてすごく詳しく書いています。トレーニングのフォームに関する知識から、トレーニング中に起こるであろう怪我の原因、トレーニングプログラムについても書かれています。現在はこの本のフォームなどは採用していませんが、上京してトレーニングについて学ぶ前はこの本をもとに実践していた時期もあります。また、この本に書いてあるコンセプトはすごく参考になります。文量は少し多いですが、中途半端にいろいろな本に手を出すよりも、この本をじっくり読み進めて勉強する方がはるかに有益です。
トレーニングの専門家に習いたくても金銭的な理由や場所的な理由で指導をなかなか受けられない選手もいるでしょう。また、自己流でトレーニングをしているけどこれでいいのかわからないという方もいると思います。そのような思いを抱えている方は是非この本で勉強してみてください。
独学するならまずこの本で勉強することをお勧めします。
持久系トレーニングを勉強したければ「エンデュランストレーニングの科学」を読むべし
持久系トレーニングについて勉強したい方は「エンデュランストレーニングのトレーニングの科学」を読みましょう。
なぜなら、この本は持久系トレーニングに関するトピックについてバランスよくまとめられている本だからです。
持久系トレーニングに関する様々な情報が網羅されています。インターバルトレーニングや持久系アスリートのウエイトトレーニング、練習計画の立て方などがまとめられており、興味のあるトピックを拾い読みするのも良いかと思います。ただ、これまでのエビデンスをまとめてあるので、乳酸やVO2maxなどの基本的な言葉について全くわからないという方は読みにくい部分があるかもしれないので注意です。
乳酸やVO2Maxなどの言葉がわからなければ「乳酸を活かしたスポーツトレーニング」を読みましょう
乳酸や最大酸素摂取量(VO2max)という言葉は聞いたことがあるけどよくわからないという方は、「乳酸を活かしたスポーツトレーニング」を読みましょう。
なぜなら、この本は乳酸について書かれた本ですが、初学の方のために運動生理学の基本的な事柄も説明されてるからです。
この本は図も多く、説明もすごくわかりやすいです。人間がどのようにエネルギーを使って運動をしているかを詳しく学ぶことができます。自分も何回も読み直していますが、読むたびに頭が整理され、トレーニングを考える上ですごく役に立っています。指導中にこの本の図を使って選手に説明をすることもあります。
広く知識入れたい人におすすめの雑誌【コーチングクリニック】
広く知識を入れたい人は「コーチングクリニック」という雑誌もおすすめです。
この本は色々なトピックについて特集が組まれ、記事が書かれています。
自分も勉強を進めていくなかで、興味がある特集が組まれているバックナンバーを取り寄せて読むこともあります。最近は定期購読を考えたりもしています。
コーチに向けて書かれていますが、選手も読みやすい内容です。自分が大学・大学院時代に競技に取り組んでいる学部生がゼミの発表資料として使うこともありました。深い知識がなくても比較的読むことができ、内容もわかりやすいものが多いのでおすすめです。
まとめ
ご自身でトレーニングについて勉強してみたい選手に向けておすすめの本を紹介しました。コーチがおらず、自分でトレーニングしなければならないアスリートもいると思います。また、コーチがいたとしても知識があってトレーニングを実践する方が、トレーニングの意味をより深く理解してトレーニングに取り組むことができるのでより効果的です。知識をインプットして実践できれば、よりトレーニングが充実します。トレーニングの質が上がることを考えればそれほど高い投資ではないはずです。より高いパフォーマンスを発揮するために未来の自分に投資しましょう。