#33 プログラムに対する考え方 ~補助種目の選択~

指導者向け

最近、プログラムを作る際に気にしていることがあるのでまとめます。

そもそもウエイトトレーニングは1回行っただけでは効果は小さく、継続して行うことで数週間後、数ヶ月後に身体の変化を起こします。即効性はありませんが適切なプログラムを実施すれば、身体能力を向上させることができるでしょう。

自分がプログラムを作る際は概ねパワー種目、下半身、上半身の押す、引く、補助種目という流れでプログラムを作ります。最近この補助種目の重要性を実感しています。少し前まではここで腹筋種目(腹筋+αを鍛えることのできる腹筋種目)を選ぶこともあったのですが、最近はGoodAM, 1LHT, hyper, RDL, 1LRDLなどの種目を選ぶことが多くなりました。というのも今指導している方々はトレーニングの頻度が週1回の方が多く、そこで可能な限り効果を出したいと思ったとき、これらの種目の方が効果的だということに気づいたからです。

お客様はそれぞれ身体に特徴があります。(ハムストリングの柔軟性がなかったり、腰が弱かったり、臀部に筋力がなかったりなど)その方々の弱点をメインの種目で的確に見抜き、その弱点を改善できるような種目を選択し実施すると数週間後に確実に変化を起こします。メイン種目でもその変化を起こすことはできますが、この補助種目を加えるだけで引き起こす変化が違ってきます。ここ数か月の指導でそれを実感しています。

たかが最後の1種目ですが数週間それがつみあがったときその変化は大きなものになります。限られた時間の中で可能な限り適切にお客様のパフォーマンスを向上させるため、運動を見る目を養い、考え抜いたプログラムを提供することの重要性を感じるこの頃です。